c

追憶のcのレビュー・感想・評価

追憶(1973年製作の映画)
3.7
SATCでキャリーが、「これはハベルよ!」と叫び。
ミランダ、シャーロットとThe Way We Wereを大熱唱、キャリーは自分とは全く違うタイプの大人しい女性と婚約した元彼ビッグの婚約会場プラザホテルに向かう・・・そして追憶のラストシーンと同じ事をする。
この切ないシーンが気になっていて一度観てみたかった「追憶」。
ケイティがキャリーと似ていてびっくり。


学生運動に燃え 皆から煙たがられる暑苦しいケイティと全然違う タイプのハベルは、爽やかで華やかなグループに属する軽快な人気者。
ケイティにはない明るさと柔軟性がケイティを惹きつけたんだろうか、、、

「ムキになるな」と攻撃性の強いケイティを優しくたしなめれているうちは2人良かった。
時とともにお互いに上手く沿っていってるようだったし。
でも、2人の白熱の口論は見ものだった。
ケイティの正義感、主義主張を貫き通す強さは 立派な女性だと思う、ハベルの妥協しろ!というしんどさもすごく良くわかる。
ケイティもケイティだし、ハベルもハベルだなぁというとこもいっぱいあった。

でも、人生でこんなに激しくぶつかり合って愛し合える恋愛はなかなか出来るもんじゃないと思う。
時代も環境も全然違うけど、深くえぐってくる恋愛映画に久々出会ってしまったな。
気の強さが多少ある女性なら、ケイティを見て あちゃーと目をそらさずにはいられない場面あるんじゃないかなぁ。
最後まで、原爆反対のビラを配っているケイティにはもうあっぱれだった。
もっと楽に生きたらいいのに・・・と思うけど、違うんだよね、妥協せず闘う生き方が彼女の望む生き方なんだから。
自分らしい生き方を妥協しないのは 一番大事だと思う、だから共感する。

1973年の映画。妊娠中のケイティ、タバコもお酒もガンガン嗜んでいた、そんな時代なのかな?
c

c