金色の眼の女の作品情報・感想・評価

「金色の眼の女」に投稿された感想・評価

なかなか辛いフランス作品。遠回りしていく展開には閉口。独りよがりと言われても仕方あるまい。マリー・ラフォレも魅力薄で、これまた作品の根幹揺るがしてる。たまにしかいいなと思える画があるが、それ以外見所なし。フランソワーズ・ドルレアック気づかず。
僅か数本の長編作品を撮り、弱冠35歳の若さで映画界から離れてしまったアルビコッコのデビュー作。
男女の三角関係を同性愛を織り交ぜつつミステリアスに描いた作品。
撮影監督はアルビコッコの実の父、主演のマリー・ラフォレは実の妻という主要メンバーを身内で固めているのも特徴。
原作は19世紀フランス文学界の巨匠バルザック、とは言え現代的に脚色した物語はお世辞にも魅力的とは言えないので独特な映像美を楽しむ他ない。
カトリーヌ・ドヌーヴの姉フランソワーズ・ドルレアックも出演している。
これだけの布陣を揃えておきながら正直いまひとつパッとしない微妙な出来だが、陰影を強調した撮影は見事。
Riy

Riyの感想・評価

3.4
3人のアップなどの映像と共に独特の黒白画面が創られていて、とても雰囲気があります。ただ, 個人的には、鳥たちが飛び交う部屋は苦手、何か意味付けであっても。
くるみ

くるみの感想・評価

3.5
TSUTAYA発掘良品から♪
最初はただのモテ男が女の子をもてあそぶお話?と思いきや
人物関係の複雑さが見えてくると、心理的に人を支配する怖さなどサスペンス的な要素もあったりで、空気感が少しずつ変わっていくのが見どころ

分かりやすく言えば、男.女.女、の恋愛三角関係のもつれ話。
その中の男女二人は10年来の親友で何もかも知ってるつもりでいたけど、謎の美女の登場で人間の隠し持った側面が明らかに…

映像や音楽は美しい、でも掴めてくるまで分かりにくかったから情報入れてから観れば良かったなと思う♪
Filmomo

Filmomoの感想・評価

3.8
①この映画の製作前の段階から、ジャン・ガブリエル=アルビコッコとマリー・ラフォレは恋人同士となっていた。製作時は実の夫婦で、特にアルビコッコはラフォレに夢中だったらしい(しかしその後離婚)。このことを踏まえてこの映画を観ていると、ラフォレの美しさを引き出すための映画であると思える。私はフランソワーズ・ドルレアックの方が好みだが、この映画での彼女の扱いはぞんざいで、ドルレアックよりもラフォレを大いにフューチャーしている。そのラフォレは正体不明の女を演じており、つかみどころがなく、陰の部分が大きい。バルザックの原作小説をもとに、インスパイアされて製作したようだが、ストーリーよりも凝った映像を楽しむ作品のような気がする。②その撮影を監督したのはジャンの父親のキント・アルビコッコで、この2人の親子コンビは他にも『さすらいの青春』『別れの朝』を撮っている。いったい製作現場でこの父子の間でどんな打ち合わせがなされたのかは判らないが、初監督の息子に対して父がある程度イニシアチブを取ったのは間違いない。息子は主演女優にメロメロなのだからまともな演出ができるはずがない。その危うい、崩れそうで崩れていない均衡を保ってどうにか映画はエンディングを迎える。③女性を思うがまま、自分に恋をさせることをゲームのように楽しむ男ということでは『太陽の誘惑』の放蕩息子トーマス・ミリアンが貧しい出自のクラウディア・カルディナーレをものにするのを思い出す。もてもて男といえば『女は夜の匂い』のジャック・シャリエが、ミレーヌ・ドモンジョ、ジュリエット・メニエル、そしてマリー・ラフォレと美人たちからもててもててうらやましい限りだった。しかし共通して主人公は「手に入る女よりも手に入らない女」を求めるようだ。この映画では、マリー・ラフォレが、『女は夜の匂い』ではジル・ハワースがそうだった。このフランス人の独特な恋愛に関する感性は恋愛ジャンルの一つのお決まりのパターンなのかもしれない。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.5
‪「金色の眼の女」‬
タイトルとジャケットに惹かれて復刻シネマライブラリーから初円盤化された「金色の眼の女」のBD購入。これは名前すら知らなかった60年のジャン=ガブリエル・アルビコッコ 監督作のモノクロ異色作。これどうやら音楽はN.イエペスが担当してるらしく気になる。これから初見する。 ‪冒頭、男2人が女について語る。仮面舞踏会。囚われの女、叫び、絶望…本作は1815年のパリを舞台にしたアルビコッコ監督作で初見したが女優の顔のクローズアップが美しく物語は風変わりで誘惑ゲームで賭け事の対象になる女と男を軸に展開されるドラマだがラストに衝撃と余韻が残る…。‬
KyoSiro

KyoSiroの感想・評価

3.8
「太陽がいっぱい」「赤と青のブルース」のマリー・ラフォレが1961年に主演した映画
所有してるvhsで観ました

モデルの斡旋業などをしている遊び人のカメラマンが、偶然出会った謎の美女マリー・ラフォレと恋におちる話で、
マリー・ラフォレは「太陽がいっぱい」に続き2年連続で同性愛映画に出演することになります

モノクロ映画ですが、
同性愛の関係を解消し、新しい人生を進もうとするヒロインのマリー・ラフォレがとても美しかった
アルビコッコの長編デビュー作だけど、むしろ父親の撮影や照明の方が目立っていて、息子の映画の為あまりに煌びやかな花を添えようとした親馬鹿なのかと思えて美しくも可笑しかった

ということで映像にばかり目が行って話の内容が殆ど入って来ず、終盤に意外な展開があったことくらいしか記憶に残らなかったけど、それだけ力のある映像は評価せざるを得ない

それにおそらく女性を支配していた側が一人の女性に翻弄される皮肉が感じ取れたら作品の意図の把握として間違っていないはず