トムハ祭り2本目は、私の中では「有名だけど観たことなかったシリーズ」に入ってるこれ。
世間的に有名なのかどうかはあまり知らないけど、私はなぜかずっとタイトルが頭から離れなかった…。
「レイヤーケーキ」ってなんだろう。
↑タイトルだけ聞くと分かんないから気になるもん…
普通にi phoneの辞書で引くと「スポンジの角層の間にジャムやクリームを挟んだケーキ」って出てきます。
…パッケージのダニエル・クレイグの渋さと全然似つかわしくないタイトルだなぁ(笑)
でもこれがなかなか本編中に印象深い台詞になってるわけで……
他にも色々と面白い演出、印象深い演出が盛りだくさんで、そこはマシュー・ヴォーン節というか、監督についてあまり詳しくない私でもなんとなく「ぽい！」と思う作品でありました。
お菓子屋さんなんか全くもって関係ない麻薬関係の裏稼業映画なんですけど、やっぱりとにかく次から次へとキャラクターが出てくる。
この人はあの人の部下で、その仕事のゴタゴタであの人と対立してて…みたいなのがかなり複雑に絡み合ってて、気を抜くと分からなくなりそうなタイプ…。
でもこれが意外と、キャラクターを覚えるのが1番苦手な私にしてはよくストーリーを追えてたなぁと思ったり。
あまりにも余計なところがなさすぎる、ちょースッキリな作りだったのが良い方向に働いたのかも。
DVDに未公開シーンが(監督と原作者のコメンタリー入りで)何十分も入ってたんですよ。
確かにあれが全部入ってれば、そこまで頭を使わなくても分かる内容になってたかもしれないけど、映画的には長くてくどくなるよね…
と思うと、監督らしい「音楽」と「スタイリッシュさ」を活かすためにはこのぐらい飛ばし気味が良かったのかな。
我々がきちんとついていけばいいだけの話である👍
裏稼業の人間にしては真面目できちんとした主人公が、どんどん大きな事態に巻き込まれていくバタバタと、真相のショックと、ただ巻き込まれるだけじゃないスリリングさのバランスが楽しい作品でした。
有名なだけあって安定の面白さ🌝
…というか多分、この映画のタイトルを覚えたのはウィショー君のインタビューだったと思う(『007/スカイフォール』のインタビューでダニエル・クレイグとの共演について語ってた)。
耳に残るタイトルって大切ですね。
あ！本編中はずっとポマードヘアーなトムハですが、未公開シーンの一部で一瞬だけ髪を撫で付けてないサラサラヘアーなトムハがいるので要チェックです✨
