ENDO

ブレインデッドのENDOのレビュー・感想・評価

ブレインデッド(1992年製作の映画)
3.8
外連味のみで構成されている映画。血みどろのお遊戯とでも言うか躁病患者のようなカメラの動きと演出。その過剰な暴力は頭打ちになって感覚が麻痺する。笑って済ませればそれで良いが悪ノリに悪酔いする。50年代アメリカを模した病んだ母が息子を呪縛する系映画(『不意打ち』とか『去年の夏 突然に』みたいな)に通底する不健全さ。『遊星からの物体X』みたいなマザー描写。観てる間は笑うが何も残らない。その書割りの世界にずっと居られるほど余裕が無いのは私が大人になったからなのか?過剰な演出に比例して限定された世界を意識してしまう。
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