Chie

いまを生きるのChieのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.5
【カリキュラムには載ってない、学生に必要なもの】

●あらすじ
全寮制の学校でロビン・ウィリアムズ演じる変わり者の先生が詩についての授業をしていく。「いまを生きる」その言葉の意味を少しずつ理解していく生徒たち。ただ毎日を過ごしていれば良いと思っていた生徒たちの目に生気が戻ってきたが…

●感想
1989年の映画ということで、私の大好きな90年代の映画として勝手にカウントしてしまいます笑

…というのも、あの時代の映画のあらすじって、どんな名作でも、説明したり書いたりするとすごく陳腐なんですよね。

設定で引っ張っていくような映画だと、あらすじだけで惹かれるけど、90年代の映画はディテールというか、何かを突出させず、全部のスコアが高いので、四の五の言わずに黙って見ろ!としか書けない…みたいな。(乱暴者)(伝われ)

この映画は、生徒内でのそれぞれの立ち位置(スクールカースト)とか、親の前だけで見せる顔とか、そういうこの時期ならではの、もどかしさとか辛さみたいなものがあって

それを当たり前じゃないよって、学生時代は我慢の時期じゃない、大事な「いま」なんだよって語りかける授業。

「変わり映えのない毎日」じゃなくて、大事な「いま」を生きる

それは誰にでも当てはまることで、もちろん私にも当てはまるんだろうなって、胸が、心が、熱くなりました。

今年4本目(125本目)
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