このレビューはネタバレを含みます
前作ほどのコミカルなシーンは抑えめな印象で、場所や団体名の白文字テロップや自衛隊の重厚な空気、怪獣を倒す作戦シーンなど、1作目より『シン・ゴジラ』に通じる演出の数々を強く感じて、遅まきながら怪獣映画の歴史を目の当たりにできた。
前作のキャラが登場してくる展開だけでもアツかったが、男社会の中でも芯のある女性の新キャラ・水野美紀の瑞々しさが光っていた!(YouTubeの個人チャンネルで “ 冬なのにミニスカの謎 ” も聞けてスッキリ)
両手を広げて飛ぶガメラがアーケロンが泳ぐ姿のようでカッコイイし、小さく無数のソルジャーレギオンがガメラに纏わりつく姿は不気味で恐ろしい。なんだかんだあって、ガメラが一撃でレギオンを倒す爽快感はたまらない!
“ あのBGM ” を聞くだけで『水曜どうでしょう』が浮かんだし、チラッと登場したTEAM NACSも見逃さなかった(笑)
ラストの『ガメラの敵にはなりたくないよね』という環境汚染を続ける人類へのリアルな警告に思えるセリフが印象的。