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ブレードランナーのKtoのレビュー・感想・評価

ブレードランナー(1982年製作の映画)
3.5
SFの金字塔とされていたのでどんな派手な映画なんだろうと思ってたけど、実際はかなり地味だった。

コンピュータなどの近未来のアイテムがたくさん出てくる訳でもなければ、武器を使って派手に戦いまくるという訳でもない。ダウナーで退廃的で雑然としていて地味な描かれ方をしている近未来世界がとても良かった。

あの日本的な風景は歌舞伎町の街をイメージしてるって聞いて納得した。

人間を超える能力を持つレプリカントが、攻撃や戦闘の手段ではなく、自らの死をもって人間の儚さや弱さを教えてくれたということが分かる雨のシーンはめちゃめちゃ良い…。
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