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雨に唄えばのKtoのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
4.9
芸術作品は、あるレベルから「凄まじい体力と筋力によってのみ越えられる臨界点」が存在していると感じている。

例えばジャズで言うとバディリッチのスティック捌きとか、現在ならサンダーキャットの驚異的な運指力とかそういう類いの「圧倒的な"フィジカル力"」

ジーンケリーは、こんなに楽しくて幸せな映画を作っているとは思えないほどの恐ろしく狂気的な詰め方で、この映画を創り上げたんだろうなぁという畏怖の念を感じる。
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