1967年。
大学を卒業したばかりの三津木五郎(古尾谷雅人)は瀬戸内海にある刑部島を旅していた。
道中で資産家の越智竜平(伊丹十三)の依頼で人探しの為刑部島を訪れた探偵・金田一耕助(鹿賀丈史)と知りあった。
しかし金田一耕助が探していた人物は崖から落ち「あの島には悪霊が取り憑いている」という言葉を残し死んでいた。
調べるうちに越智竜平は島の刑部神社の娘・巴(岩下志麻)と相思相愛だったが無理矢理別れさせられ、越智竜平は島に恨みを持っている事が分かり・・・。
原作既読。
遥か昔に地上波で見た以来、久しぶりに鑑賞しました。
劇場公開時のCMのおどろおどろしさとビートルズの曲が印象深い。
今回見たものはしかし使用契約の終了とやらでビートルズの曲は使えずカバー曲に差し替えられてまして。
オープニングにジョン・レノン暗殺事件のニュースから入って古尾谷雅人が刑部島での出来事を回想する…流れなんですけど、ビートルズの曲じゃないとまるっきりちぐはぐなものに(笑)
しかもカバー曲もやけに軽いものだし…かなり残念なものになってます。
ストーリー自体は横溝正史お得意の身内のドロドロものに加え、双子姉妹ってのがキーというかトリックになっていて面白い。
しかも篠田正浩監督作品なので岩下志麻の撮り方が完璧でしょう。
鹿賀丈史の金田一耕助もそんなに違和感ない。
でもやっぱ曲の差し替えが足を引っ張って台無しにしてる感が強いですねぇ。