悪霊島の作品情報・感想・評価

「悪霊島」に投稿された感想・評価

Elmar

Elmarの感想・評価

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小説で読んだことのあるシーンはちょくちょく出て来るのだけど、こんなに脈絡の無い話だったっけ?後半、大膳が話すのが滑舌悪くて声が悪くて何言ってるか分からなくてそうなったのか。
女王蜂もそうだけど、過去の役を現在の役者さんが演るのに無理があるときは、他の人にして欲しい…。でも今回の岩下志麻に限ってはちょっと悪くないとも思う。(この子の7つのお祝いに、の評判を聞いていたからそれからすると)
KARA

KARAの感想・評価

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今のテレビでは出てこない死体の惨さ。ときどき不自然なところがあったり、トリックが少し無理矢理な感じはしたけど規模感も大きくて楽しむことができた。
再見
名探偵・金田一耕助シリーズ。
なんと世界初のビートルズ楽曲使用映画でもある。それも名曲『Let it be』
!!

ただ、ビートルズと猟奇殺人を無理やりくっ付けるような強引さはストーリーの細部にまで及んでおり、延いては映画の魅力を弱めているのは否めない。どう考えても要らないシーンやセリフが多すぎて、全体に煩雑な印象が残る。しかも、現在視聴できる『悪霊島』は著作権が切れた関係でビートルズの歌声が聴けず、画竜点睛を欠くがごとく映画としての欠陥がさらに浮き彫りになっている。それもビートルズと差し替えられたカバーされた『Let it be』がまったく原曲を留めておらず、ガッカリ感は増すばかり。まったく何から何まで後手後手の救いがたいポンコツ映画。だけど、好きなんだよなあ、この映画。

かなり安直だが原作とはかなり異なる叙述トリックもやってくれていてミステリ映画としてもそれなり見ることが出来る。まあ、安直すぎてすぐに犯人がわかっちゃうんだけど。
鹿賀丈史演じる金田一耕助のとぼけた飄々ぶりも歴代の金田一の中でも抜きんでていて大好きだし、『獄門島』から抜け出したと言わんばかりの佐分利信の硬派な演技もいいし、何より岩下志麻の妖艶ぶり。
宮川一夫カメラの自己オマージュ的なところが散見されるのも面白い。爽やかな海と石畳が映える瀬戸内海は小津安二郎の『浮草』を彷彿とさせるし、犬が腕くわえてるシーンなどは黒澤明の『用心棒』そのまま。
ただ、断じて原作を超えられていない。原作が傑作すぎる。

この映画がなければビートルズも聴いていなかったし、つまりはギターも弾かなかったし、自分に与えた影響が大きすぎる。
クソ映画だけど、そういうわけで好きなのです。

このレビューはネタバレを含みます

金田一耕助役は鹿賀丈史。

ジョンレノンが殺害されたニュースから物語は始まる。

思えばあの10日間が私の人生を変えた…

刑部島を舞台に巻き起こる数々の事件を、金田一耕助が謎解きをする。

設定や殺人事件などは、割と推理し易いものではあるが、その過程を楽しめるのが金田一シリーズだと思う。

たまたま出会った人間が重要な役割を担っていたり、自由奔放な行動にはしっかりと意味があったりと、日本のサスペンスならではの楽しみ方ではないだろうか。
淫乱の岩下志麻と役者としての伊丹十三観れただけでもうイキそう
何年振りに観たのかな?金田一耕助なら石坂さんですが、この映画もキライじゃないです。鹿賀さんの金田一も飄々としてていいですよね
なんか立て続けて篠田正浩監督作品を観てしまったが、商業映画になるとこんなに違うのかと思うくらい違いがあって興味深かったです。しかし、奥方:岩下志麻さんの大胆な使い方は相変わらずでしたね
ヒロインぽい岸本加世子さんはこんなに出番少なかったっけ?って位出てこないですね
最初はビートルズバージョンで観たエンディングもレオセイヤーバージョンのLet It Beは相変わらず聴きなれません。2番と3番歌詞逆だしw
T

Tの感想・評価

3.0
金田一耕助シリーズ。篠田さん、今回は調子が悪い方。双子が出てきて混乱されるのはいつものやり口だが、事件の凄惨さやトリックのハマリ具合、物語のテンポどれをとっても2時間ドラマレベル。志麻姐さんが美しかったので☆3.0。ヒッピーからの"Let It Be"、まじかw

このレビューはネタバレを含みます

 

自宅(CS放送)にて鑑賞。大好きな横溝正史原作。11年前の架橋にJ.レノン暗殺から幕上げるが『Let it be(ビリー・プレストン版)』と『Get back(レオ・セイヤー版)』共にポールの曲(ジョンにも名曲あるのに)……ビートルズを使いたかったのだろうが公開時と違いカバー版で違和感増す。全体的にテンポのバランス悪く後半駆け足。篠田正浩監督、嫁の岩下志麻の撮り方よく判ってる。鹿賀丈史の“金田一”キャラが固まってない印象。佐分利信は存在感の割に体調悪そう。根岸季衣の黄色ミニスカートが眩しい。40/100点。

・鑑賞日:2011年6月12日
★☆ 某サイトより転載 ☆★

 
再鑑賞。原作既読。

舞台である60年代の象徴としてビートルズの曲が使用された。
いわゆる“横溝ブーム”の終幕を引いた映画。本作が公開された二ヶ月後に横溝正史は没した。

主演の鹿賀丈史は、歴代の金田一の中でも飄々とした点では随一。
シャープで一風変わった名探偵を演じている。

DVDでは権利の関係で「Let It Be」「Get Back 」が別アーティストのカバーに差し替えられているのが残念。
ビートルズに特別こだわりはないが、初見で感じた違和感だったが、案外正解だったのだと今になって気づかされた。
81年邦。ビートルズを使うというのが当時鮮烈だった。まあズルです。おどろおどろしく、どぎつく、扇情的。では心に残るかというと、なぜか悲しさのようなものは残らず、失笑が込み上げるという制作者には不本意な出来に。まあ何を優先させるかという話ですかね。『八墓村』と双璧。
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