MaikoTogashi

レナードの朝のMaikoTogashiのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
3.8
2024年最初の映画。
久しぶりに見るロビンウィリアムズの温かい笑顔に胸がじーんとなる。

長い間昏睡状態の患者さんが息を吹き返したように覚醒する、そんな夢のような出来事が本当にあったなんてすごい。
患者さんの小さな動きや反応を見逃さない研究者の姿勢と、どんな患者さんにも寄り添う人間味のある優しい性格がとっても魅力的。

長くは続かなかった覚醒。本当に夢のよう。
たとえ続かなかったとしても、奇跡は可能性を信じて行動したから起こった。だめだ、と決めつけないことの大切さを改めて感じた。

認知症で亡くなった祖母に生前施設でかけた言葉や繋いだ手の温もりは、届いていたかもしれない、とそんなことも思わせてくれた映画だった。

新年一発目、非常に良い作品!
MaikoTogashi

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