風をあつめて、がなんとも染みます。日本人だから歌詞を聞いてしまいますが、
響きだけで楽しめるのは羨ましい、とか。
ソフィア・コッポラの切り取った日本。
私からみれば奇妙なところが多いけれど、まぁそんなものでしょう。
ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソン。
あの、絶妙な関係。お互いの寂しさを埋めあうような。
絶妙な距離感。音楽と二人の距離感が染みてくる。虚無感、孤独感。
でも、私にはなんか足りなかった。
それはふとドランを彷彿として、ドランの毒々しさ、鋭さを求めてしまったのか、
それとも他の何かかは分からないけど、何となく足りなかった。