タオリー

デンジャラス・ビューティー2のタオリーのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤はサンドラ・ブロック演じる主人公がソーシャライトと化してすごく嫌な女になっている描写が続く。
前作のかっこよかった彼女は見る影も無く、こちらもサイン会に来た子供と同じく"こんな主人公は嫌だ"感が増大してテンションが下がってくる。
でもこのダルい"振り"のお陰で、中盤から本来の主人公の気質が戻ってくると楽しさ倍増。

ゲイバーで"男"としてティナ・ターナーのショーをやるとか最高!
ド派手な衣装で街中を追跡したりだとか。
またサンドラあの衣装がすっごい似合ってる・・・。
脚線美!
もうここらへんはツッコミなしで楽しんだもの勝ち。

そしてこれ、男性同士の友情映画が星の数ほどある中、女性同士の純粋な友情を描いた稀有な作品でもあると思う。
女性が主人公の場合あくまでも恋が成就する結末にフォーカス当ててる事が多いから、今作のバディものとしての爽やかな終わり方は物珍しかった。
(恋愛が悪いわけでは無いんですよ!)
脚本だけじゃなく、サンドラ・ブロックの持つ力とかキャラクター性も大きいと思う。
後のオーシャンズ8でのケイト・ブランシェットとのバディもやはり彼女だし。
この作品はまったくそういう視点で語られていないし、制作側も意図したものじゃないかもしれないけど、そういう意味で結構貴重な作品だと思う。
タオリー

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