ポランスキー監督の長編デビュー作をついに鑑賞。想像を遥かに超えた傑作だった。
リッチな夫婦が高級車で移動中、たまたま謎の青年を拾い、セーリングに誘い、3人で過ごした一日の物語。
冒頭から倦怠期感満載な夫婦。夫にイライラしながらもやり過ごす妻。BGMのジャズが気怠さと危険性をじわじわ盛り上げる。
前半部分は楽しそうに過ごす3人だけど、ちょいちょい男ふたりの対立がジワる。そしてあの事故は故意？過失？
謎の青年に一度も名前を尋ねないのが意味深で最高。奥さんのワニ遊びも好き。
ドキドキの心理戦、もちろんあの人の優勝。
ポランスキー監督作品は今のところどれもこれも大好き。『欲望の館』だけはド変態すぎて理解できなかったけど。
