見終わったあと、フーッと大きくため息をついた。それほど人としての限界を見せつけられ、息苦しく重い作品だった。
主人公の視点と思考と、広大な大地から見た絶望的な主人公というミクロとマクロの視点が交互に見せつけられ、見ているほうも愕然としてしまう。
最終手段ともいえる決断ができたのは、本当の生死の境、これをやらなければ死ぬ、という極限状態だったからだろう。見ていられず思わず目をそらしました。
絶対絶命は自分も見直す機会になる。そんな機会には絶対にめぐまれたくないけれど。
逆に生き延びたらめちゃくちゃ強い人間になる。普通に生きる事が余裕過ぎてめちゃくちゃ魅力的に見えると思う。
なにはともあれ、生きててホント良かったです。