Ryoko

127時間のRyokoのネタバレレビュー・内容・結末

127時間(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

石にはまってから、どうやって残り時間持たせるのかと思いきや、主人公の回想や幻想を織り交ぜたり、画面を3つに分割したり、飽きさせない。

たんなるサバイバル映画じゃない。人間の生命力はこれほどか!と思わせる人間賛歌。 腕を切るって決断がどれだけ重いものか。そこまでする生への執着は人間だからこそ。生き延びたい理由があるのも人間だからこそ。

主人公の言葉「宇宙が生まれたときから、この石は僕をずっと待っていたんだ」
「この裂け目はずっと僕が落ちるのを待っていたんだ」(確かこんな感じ?)にゾクッ。
死が目の前に迫ると、人間て大地の子になるんだな。

同監督の「スラムドッグミリオネア」もそうだったけれど、ラストにかけての躍動感、そしてサラリと感動させてくれるところも好き!それから、ジェームズ フランコもいっぱい拝めたので幸せ。
Ryoko

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