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歓びを歌にのせてのtotoruruのレビュー・感想・評価

歓びを歌にのせて(2004年製作の映画)
3.6
ミレニアム(ドラゴンタトゥーの女)3部作でお馴染みのミカエル・ニクヴィスト主演のスウェーデン産ヒューマン・ドラマ。


病気により引退を余儀なくされた人気指揮者が、隠遁の地に選んだのは7歳まで過ごした故郷ノールランドの小村。

だがそこは、彼にとって酷い虐めにあった苦い思い出の地でもあった…。



小さい村ながらも様々な問題や悩みを抱える人々。

そんな人々の姿を描いた群像劇的な作品。


音楽で人の心を開きたいという夢を抱く主人公ダニエル(ミカエル・ニクヴィスト)によって、すこしずつ変わっていく村人たちがベタだけどイイ。

小さな村だが全体的に男連中がダメダメで女性陣が頼もしい。

この辺はなんとなく『パレードへようこそ』のオンルウィンの女性陣を思い出させる。



ラストは何となく予想はしていたけど…

だけど、なぜか嫌な気分ではない、なんだか不思議な気持ち。

ダニエルとって嫌な思い出の故郷が、最後には素敵な思い出の故郷に変わったのかな。
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