トリュフォーのこと、分かってないのに、もっと分からなくなった。
フランス特有の恋愛観なのか、それとも、トリュフォー特有の恋愛観なのか。
ジャンヌモローの全然惹かれない魅力というのがまた、
ジャンヌのこと嫌いになるほどの、ある一種の魅力。
ジャンヌが怖くなります。
ここ最近、ドゥミを観ていたからかもしれないけれど、
ドゥミの映画は実は愛とは単純ではないかと。
でも、トリュフォーを観るとやっぱりとんでもないものなのかと。
分からなくなる。
ラウルクタールのカメラワークは半端なくて、橋を走るシーンは
ジャンヌモローがスクリーンからあふれでて止まらない。
ヌーヴェルヴァーグにどんどん埋もれてしまう。
やっぱり、人間って分からない。