突然炎のごとくの作品情報・感想・評価

「突然炎のごとく」に投稿された感想・評価

犬

犬の感想・評価

4.0
「ドイツ語では 戦争・死・月は男性名詞、太陽・恋 は女性名詞、人生は中性名詞」
Ricola

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3.4
文学が趣味で親友同士のフランス人のジム(アンリ・セール)とオーストリア人のジュール(オスカー・ウェルナー)。

そんな2人が愛したのは1人の自由奔放な女性、カトリーヌ(ジャンヌ・モロー)だった…。


オープニングの疾走感のある曲や他の挿入曲がとてもいい。ジャンヌ・モローが歌っていた歌もよかった。

文学が好きな2人が主人公ということもあるのか、文学からの引用が多い。

カトリーヌに正面からぶつかるジムと、カトリーヌに翻弄されるジュール。

この2人の対比とカトリーヌの小悪魔的魅力が見どころだった。

だけど心理描写をナレーションに頼り過ぎているように感じたし、ちょっと解せない部分があった。
観ている中で何度もレオス・カラックスのポンヌフの恋人っぽさを感じたり、ゴダールの離ればなれにっぽさを感じた。ラストとかゴダールの軽蔑っぽい。全てのフランス映画にはこの映画の血が流れているのでは?と思った。
honey

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3.3
なぜ、男たちはカトリーヌに惹かれてしまうのか?
彼女は理想の女だ!と言うジュール。
はっきり言って、女である私にとって、カトリーヌは我儘でふしだらな女としか思えなかった。
しかし、それはあくまで現代を生きる私が抱いたカトリーヌに対するイメージであって、物語は第一次大戦の前後、彼女たちはその時代を生きる人々なのだ。女性のあり方、生き方というのは固定化されていたのではないかと思う。そのために、カトリーヌのような女はあるところでは拒絶され、またあるところでは崇拝される存在だったといえる。
男たちがカトリーヌに惹かれたのは、彼女が自由を強く求め、自由を愛していたからではないかとわたしは思う。
greatman

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3.8
一言で言うと「奇妙な三角関係」
[あらすじ]
モンパルナスで出会ったジムとジュール。文学青年同士の二人はやがて親友となり、美しい娘カトリーヌと知りあった時も共に彼女に惹かれてしまう。だが熱烈にアタックしたのはジュールであった。彼はカトリーヌと結婚し、祖国に連れ帰る。だが、第一次大戦後、久方ぶりにライン河畔の夫妻の家を訪ねたジムは、ジュールからカトリーヌと一緒になって欲しいと請われるのだが...。

お久しぶりのヌーベルバーグ作品。
ゴダールの作品は何本か観てるものの、トリュフォーの作品はまだ一本も観てなかったんで(・・;)...
物語をざっくりまとめると、カトリーヌという女性とジュールとジムという男性2人の三角関係のお話。
でもこの三角関係が昼ドラでよく見かけるような三角関係とかじゃ無いんですよ。エッΣ(゚Д゚)
ジュールとジムが同時にカトリーヌに恋するんだけど、何ていうか一人の女性を奪い合うやらそんなドロドロとした展開にはならないんですよね🤔...
ジュールとジムがお互い許容しあって一人の女性を好きになるっていうか...もうよく分かりませんわ😅www
かと言ってカトリーヌの方もかなり変わってる。ていうか色々と凄いww
あっちの男も好き、こっちの男も好きってな感じで、まさに魔性の女って感じでした。
それにセーヌ川へ飛び込んだり、ラストの行動もかなりビックリする😲
でも今作の邦題の意味ってこういう事なんだろな〜って思いました。
炎のように激しく愛し、炎が消えたかのように急速に愛が消えてゆく...まるでウディ・アレンの描きそうな愛の形を型どったような映画でした。
トリュフォーのヤリマン讃歌。

こんな女いたらやだなぁと途中まで思っていたのだけれど、よく考えたら男もおんなじことしてるんだよな。
無意識に女を下に見ている自分に、この映画を観ることで気づかされた。

無言で川に飛び込む、あの強烈な抗議。
あのシーンは、ラストシーンと対応している。
あのラストはカトリーヌの最大の抗議だ。
男系社会への抗議だ。

この映画を観て、抑圧された女性は救われるだろうし、抑圧してきた男性は自分の行いにゾッとするだろう。
こんなゾッとする内容の映画を、こんな軽いタッチで撮りきってしまうトリュフォーはすごい。
yadakor

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2.0
映画自体は本当につまんない
ただその、先鋭的というか斬新な女性の描き方に対して大衆の共感には批判的、という天邪鬼ぶりには悪い意味で共感した
オーストリア人のジュールとフランス人のジム。文学好きであった二人はすぐに友人となった。ある日知り合ったカトリーヌに夢中になった2人は、3人でのデートを繰り返す。やがてカトリーヌはジュールと結婚するが、、。フランソワ・トリュフォー監督作品。自由奔放なカトリーヌを演じたジャンヌ・モローの、溌剌とした魅力が溢れている。
めっちゃヌーヴェルバーグだったな。
冒頭のナレーションからして素晴らしい
小気味よいテンポとおかしみ
三人の絶妙な配置、贅沢なアングル、
自由で渇いた恋愛観、戦争、潔い死
無駄がない
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