ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン！の氷のネタバレレビュー・内容・結末

軽快なテンポと、ギャグとシリアスのバランスが絶妙な作品だった。
閉鎖的な町が舞台なだけあって終盤まで上手く信じて貰えないモヤモヤ感や疎外感が作中に溢れてるんだけど、適度に笑えるシーンやほのぼのするシーンが差し込まれるおかげで見てて嫌になるような陰鬱な感じがしなかったのが良い。
そして間の取り方も絶妙で、引っ張りすぎず詰め込みすぎずな個人的に凄く見やすいテンポだった。

犯人達にも田舎系ホラー特有のちょっと本気でゾワッとくるような狂気があって、さらに後半まではこいつらに散々騙されてしてやられるから、それを打ち倒す時のカタルシスが半端ない。
仲の悪かった人達がこっちの味方についてくれて共闘することになるっていうのもありがちだけど王道故にやっぱりテンションが上った。
前半でお馴染みになっていたセリフをラストで綺麗に回収する小まめさも丁寧で素晴らしい。

ただ死ぬほどつまらなさそうに見える上に、映画の内容とほぼ合ってない邦サブタイだけは許されないと思う。