彦次郎

悪魔スヴェンガリの彦次郎のレビュー・感想・評価

悪魔スヴェンガリ(1931年製作の映画)
3.4
貧乏音楽家スヴェンガリが婚約者のいる美人モデルに横恋慕して催眠術をかけて拉致する悲恋ホラー。
好かれた生徒の人妻が無一文と知るや冷酷に突き放スヴェンガリはまさに悪魔ですが観ていくとモデルの子に下卑た欲望でなく愛情を求めていたようなフシが伺えます。
画家ビリーが若干白状な気もしないでもないですが死んだと思った人が人気歌手になってたというのは凡人には分からない事なのでしょう。
主演のバリモア氏はかの女優ドリューバリモアの祖父。若き頃は2枚目で売り出し晩年は貧困で不遇の最期を遂げているところが若干スヴェンガリと重なっているように思えました。
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