悪魔スヴェンガリの作品情報・感想・評価・動画配信

「悪魔スヴェンガリ」に投稿された感想・評価

enter

enterの感想・評価

3.6
ガリガリ博士〜ティムバートンみたいな感じな画面。
悪魔の方が可哀想というひねったお話でした
90年前に作られた映画。上映当時の社会を偲びながら見ると、感慨深いものがあります。当時の古い映画に共通ですが、“ムービー”というより、“劇”に近い点も映画史が垣間見えて面白いです。
miu

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3.0
パリのラテン街にスヴェンガリという貧乏な音楽教授が住んでいました。彼は人を惹きつける不思議な魔力と残忍さを持っていました。ある日彼はビリーたち若い画家が住んでいる下宿を訪ねた折.モデル志願の可憐な娘と出会います...。

ラストが私的には気持ち悪いです。なんでこんなストーリーを考えたのだろうと思ってしまいます。とてもせつない気持ちになる作品でした。
ホラーという分類にされていますが.少し違う気がします。
m

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1.0
貧しい声楽講師のスヴェンガリは同時に催眠術師でもあって、そのレベルは金づるの女を自殺に導き口を封じることさえ出来るほど。ある日同じアパートに住む画家連中のところへ、若くて美しいモデル、トリルビーが現れる。彼女は売れない画家のビリーと恋仲になるが、スヴェンガリがトリルビーに催眠術をかけて我が物にし、オペラ歌手としてデビューさえて大成功を収める。しかしトリルビーはスヴェンガリの催眠術で操り人形と化しているだけだった。それと知ったビリーが彼女を取り戻そうと執拗に追いかけ、スヴェンガリを追い詰める。かつて愛したビリーが目の前に現れ、トリルビーの催眠術が解けるかと思われたが、スヴェンガリの術の力の方が上だった。

ホラー分類されているかもしれないが、私はホラーではなく怪奇だと思った。ちょっとラスプーチンを思い起こさせたが、別にそういうわけではなさそう。

結末がアン・ハッピー・エンドなのは良いのだが、伏線を回収できていないのがもったいない。

トリルビーの頭痛を催眠術で直したら、彼女の痛みが自分の心臓に移ってきたかのような描写があって、その後もスヴェンガリはしょっちゅう心臓を苦しそうに押さえている。本当に病気なのだと思うけど、その設定が生きてこない。「彼女の不治の病を自分が肩代わりしたのだ!私の術のおかげでトリルビーは生きながらえることが出来たのだぞ!ビリーお前分かってんのか!ワッハッハッハ」とかビリーに突きつけながら、妙な勝利感をまき散らして死んでいく、、、とかで良かったと思うんだけど、そうはならない。

それにスヴェンガリがトリルビーを心底愛しているかのような描写が後半になると現れるが、前半はあんまりそういう感じではなく、あくまでも彼女の歌声を気に入って金づるにしようとしていただけ程度に見えたから、「後半で急に愛とか言い出したじゃん」って思った。この辺ももったいない。前半からもっとトリルビーの若さと美しさに執着しているかのような描写を入れて、後半はそれがただ自分の催眠術の力でモノにしているだけだから決して本当の愛ではないことで苦しみ、彼女の前に本物の恋人が現れて、一見「やはり本物の愛は勝つ!」と思わせてからの、「残念でしたー、スヴェンガリの催眠術が上でしたー、はいビリー負けー、本物の愛の負けー、ざまあみろー、べー」みたいな終わり方になれて皮肉が効いたと思われるのに。

重ね重ね残念。

とはいえ、主演はジョン・バリモアだし、ヒロインのトリルビーを演じたマリアン・マーシュは本当にチャーミングで愛らしい。彼女を見ているだけで最後まで見ることができるくらい魅力ある女の子だった。
Sana

Sanaの感想・評価

3.5
催眠術のような魔力があるスヴェンガリの話
Drew Barrymoreさんの祖父であるJohn Barrymoreさんが主人公!尖った髭も目力も良い!

ゆっくりズームアウトする映像が印象的だった
婚約者のいる女性を好きになっちゃった貧乏音楽教授が催眠術をかけてさらう横恋慕ホラー。相手の苦痛をもらい名声と健康を与え身を削っても、想いは実らずまがい物しか手に入らない虚しさよ…

ドリュー・バリモアの祖父ジョン・バリモアが出てる作品を観たくて漁ってたらかなり当たり!あまり名前聞かないけど名作らしい。ジョン・バリモアのピアノに対するリズム感のよさはやっぱり芸術一家だな&お金持ちだったのだろうなと伝わりものがあって、みなに汚いと言われる役柄でも品の良さがあった。

催眠術を操って誘き寄せるシーンがあの当時ではどう撮ったんだろう?ってほどカッコいい。まずバリモアの背中から入ってからの…が本当にカッコよくてこの日から何回も観てるんだけど毎度「はふん…」とため息がでる…背中と佇まいだけでほんっっとにカッコいいあのシーンはすばらしい!やはりすごい俳優さんだなと!

まるでディズニーアニメに出てくるような動きや表情をする人達もたくさん出てくる。ヒロインがとってもかわいい。全体的に小柄なんだけどピンマイク並みに顔小さい。これまたディズニーのようなデザインのセットもすばらしくて『カリガリ博士』と並んで話題に出るらしい。
彦次郎

彦次郎の感想・評価

3.4
貧乏音楽家スヴェンガリが婚約者のいる美人モデルに横恋慕して催眠術をかけて拉致する悲恋ホラー。
好かれた生徒の人妻が無一文と知るや冷酷に突き放スヴェンガリはまさに悪魔ですが観ていくとモデルの子に下卑た欲望でなく愛情を求めていたようなフシが伺えます。
画家ビリーが若干白状な気もしないでもないですが死んだと思った人が人気歌手になってたというのは凡人には分からない事なのでしょう。
主演のバリモア氏はかの女優ドリューバリモアの祖父。若き頃は2枚目で売り出し晩年は貧困で不遇の最期を遂げているところが若干スヴェンガリと重なっているように思えました。
作業中に流しておくだけのつもりが最後までガッツリみてしまった(笑)
なかなかの傑作
ドリュー・バリモアの祖父が主演

魔術?催眠術?かけて「愛してる」って言われても嫌なもんなんだな
全体的にいい人キャラが出てこないのでモヤモヤしないで最後まで観れる
X

Xの感想・評価

3.0
歌が‥ 『オーケストラの少女』のディアナ・ダービンの足元にも及ばない
作曲と催眠術の才能に恵まれたスヴェンガリ。偶然出会ったトリルビーの歌声に惚れ込み彼女が恋人と仲違いした機に乗じ連れ去っていった。5年後スヴェンガリは歌姫マダム・スヴェンガリを伴いパリに凱旋・・・

スヴェンガリ。偏屈で変人で自己中心的ではあるが馬車内でトリルビーの開けた裾を直すくらいには紳士的。彼も催眠術をかけてるとはいえ彼女に尽くし無理強いは虚しくなり諦め最期に神に彼女の愛を乞うくらい愛していたのだろう。満足はしたと思う

トリルビー半覚醒の状態でスヴェンガリの求愛は断り続けてる(尽くしても愛しては貰えないと嘆いていた)し、その代わり歌で恩返しはしてると強弁してたし彼をそれなりに利用してるようにも多少見える。悲劇のヒロインとまでは思えない

恋人の画家ビリーは彼女の仕事がモデルと知っているなら何故ヌードもあると思わなかったのだろう。自身もヌードデッサンやってきただろうに。顔だけしか取り柄のない間抜けか。エジプト公演中のニコニコした顔に苛ついた

ビリーの同居人画家二人も含め登場人物が等分に性格悪いから見ていて楽。
作られた当時と現在の価値観倫理観が違うことはわかっているがスヴェンガリそこまで悪い奴かね。古い割にテンポがよく見やすい。
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