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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTのp99のレビュー・感想・評価

3.3
【今日のハゲ】
「えっ東京にはハゲがいないんですか?これじゃあ番組が成り立たないじゃないですか!!えっ予定を変更して違うものを取材するんですか!?」



【今日のゴリラ】
さて…本日ご紹介する方は…いや、ゴリラは、こちらのDKさんです。筋肉だけじゃなく、髪型まで「ドンキーコング」に似せるなんて、ドンキーコングにものすごく思い入れがおありそうですね?……えっ…違う!?あっなるほど、「ドリフトキング」…なるほど、東京は狭いですもんね。ドリフトはレースに必須になってくるんですね。…あれっDKさん?ちょっとどちらに行かれるんですか!?ちょ、ちょっと生放送の途中ですよ!!ちょっと!!!!

(しばらくお待ちください…)

【ここが変だよ日本人】
さて、ここが変だよ日本人始まります!本日は「外国人から見た東京」と題しまして、東京の「変」なところを紹介していきたいと思います。

①とてつもなく狭い
→何もかも狭いのが東京です。家も自転車置き場も狭くて、フットサル場が屋上に作られるくらい土地が足りていません。(そんな狭さを強調する演出がなされた上で、駐車場や街中でドリフト必須のレースが展開されます。そのため、前作までの激しさはややなりを潜めますが、その分本作ではドリフトの華麗さを楽しむことができます。が、しかし、本作の見所はそれだけです。「いかに狭い場所で、どうドリフトをキメるか」のみに焦点が当てられてしまい、全体的にこぢんまりとしたカーアクションに落ち着いてしまいました。)

②給食が豪華だ
→都立の高校でも給食にはお金がかかっています。今日の給食はサーモンのカルパッチョにえーとなんですか?言葉にしにくい欧風料理をビュッフェ形式で楽しむことができます。日本人の「食」に対するこだわりを垣間見ることができました。

③通りすがりのサラリーマンが協力的だ
→新橋を歩く入社数年のサラリーマンでも、カメラの前でお願いさえすれば、なんでもやってくれます。そう、そのお願いが違法カーレースのスターターだとしても…(再現VTRアクター:妻夫木聡)

④ガラケーがスマフォ並みに高機能だ
→みんながガラケーを見つめていた時代もありましたね。でも、日本人が持っていたガラケーは、機能面で今のスマフォと全く変わりませんでした。なんたって、峠レースの中継映像を、電波が薄い山の頂上でも受信でき、リアルタイム・高画質で画面に表示できるんだから!

⑤日本語をうまく発音できない日本人が多い
→比較的発音が簡単だとされる日本語ですが、当の日本人があまりうまく発音できていません。(本作ではDKことタカシ君やその取り巻き①(金髪)が不得手としているようですね。彼ら二人がヒロインに「出ていけガイジン」と声をかけるシーンがありましたが、僕はTVの前で、「お前ら全員外人だろ!!」とツッコんでおりました。)

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さて、今回はほとんど前置きだけで終わってしまいましたが、ワイルドスピードの中でも本作は番外編的立ち位置だし、脚本的にもチープなので、アクションとツッコミを楽しむ作品となってしまいました。主人公の変更もかなり痛かったのではないでしょうか?

そして、日本人キャストがゲスト扱いだったのも残念でした。千葉真一をはじめ、北川景子、妻夫木聡、小錦まで出演しているのに、彼らの台詞や出番は異常に少ないのです。

しかし、規制大国ジャパンにおいて、ここまでのアクションが撮られたということは、日本人としては要チェックの映画だと思うのです。特に、渋谷のスクランブル交差点における、人波をかき分けてのドリフトシーンには鳥肌がたちました。

本作が今後にどう繋がるのかは分かりませんが、『ワイスピ』にハマった僕の今後の視聴を止める奴はいなさそうです。

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「えっ!!やっとハゲが現れたんですか!?あっ番組が終わっちゃ…
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