子供の頃一番観ていて、一番好きだったドラえもん映画。20年ぶりくらいに観ても鑑賞に耐えられる内容だった。
人間が楽をするために機械を作り、機械に労働をさせ、そして機械と主従が入れ替わる。まさにSFの王道である。
SF映画がドラえもん映画に落とし込まれているというよりも、SFの世界にドラえもんたちが入り込んでいると言う方が近い。
映画の雰囲気を一言で表すと「不気味」。シリーズの中でもマイナーよりの作品だとは思うが、煮えきらない違和感が常にある本作はドラえもん映画にあるまじきと言えるだろう。
この作品が好きって、当時の自分ってひねくれた子供だったんだなぁと思った。