わかまつ

モテキのわかまつのレビュー・感想・評価

モテキ(2011年製作の映画)
4.9
全開サブカルデカルチャー

最っ高でした。
ニッポンのお家芸「喜劇」はまだまだ廃れず、僕の中では完璧な娯楽作として最後まで楽しめて大大満足。

同名漫画の後日談となる完全オリジナルストーリー。
働き口を見つけフリーター生活から抜け出した主人公幸世。Twitterで仲良くなったおじさんと飲みに行くことになったがその正体は絶世の美女。話も弾みいい感じになるも彼氏持ちが発覚。そして続々と幸世を囲う3人の美女。これは、ひょっとして、モテキか!!!

「ドラマの続編だが独立した作品にしたい」として始まり、映画だけでも充分に楽しめる本作。
一番の魅力は全開のサブカル要素。

シモキタにビレバンにナタリーに、
カメオ出演でバナナマンやピエール瀧に、
使用楽曲は岡村靖幸やスチャダラパーやら、
これでもか!てほどのサブカルチャーに襲われて大好物の僕はわんこそば状態でした。

劇場公開時も鑑賞したのですが、楽曲もサブカルな趣味も主人公幸世くんの童貞行動も当時の僕に突き刺さり衝撃でした。
場内も話題のゾンビ映画ばりに笑い声が鳴り響いていてあったかい空間だったのを覚えています。

志村けんさんがダンスシーンを見てPerfumeのファンになったていうほっこりエピソードも話題になりました。

若干のリアリティに欠ける描写があり、「いやそこはお前!突っ立ってないで止めなさい!!」みたいなところがありますがぶっ飛んでるので気にならないです。


刺さる人は限られるかもしれませんが、一人でも友達とでも楽しめるエンターテイメント作品です。幸世くんの身勝手ぶりはご愛嬌。
銀魂やヨシヒコもいいけど、まだまだこんなコメディもありますよ!!
おすすめです!
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