氷雨水葵

ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼの氷雨水葵のレビュー・感想・評価

3.5
2023年リライト45本目

楽しくかくれんぼ♪

◆あらすじ
母親の自殺を目撃し心を閉ざしてしまった娘エミリー(ダコタ・ファニング)。

父親デイヴィッド(ロバート・デ・ニーロ)は環境を変えようとニューヨーク郊外に移り住む。

しかし、エミリーはそこで姿なき友達’’チャーリー’’と遊ぶようになり―――。

◆感想
本作を観るたびにいつも、イマジナリーフレンド‘’チャーリー’’は本当にいるのか?正体は?と考えてしまう。考察するほどではないものの、興味はそそられますね。物語自体は王道のホラー。クリーチャー系のホラーではなく、じんわりと不穏な空気が漂っていて、途中途中にゾクゾク、ゾワゾワするような演出がある感じ。そして、なによりも子役ダコタ・ファニングの演技が素晴らしい。ただでさえ不気味な作品なのに、彼女の演技によってさらに不穏さが増しています。ベテラン俳優ロバート・デ・ニーロとの距離感や掛け合いも面白く、見事に親子を演じていたと思います。
母親が死ぬ序盤からチャーリーとかくれんぼする終盤までの尺がちょうどよく、短くも長くもないのが好印象。ガチホラー苦手な人や、クリーチャー系・幽霊系が苦手な人にぴったりだと思います。ミステリー要素も強いので、人によっては真実にびっくりするかもしれないですね。「そういうことか!」ってなるかも!
とはいえ、数々のスリラーを観てきた人には物足りないかと…私も物足りない。でも、なぜか観てしまう(笑)
精神病院エンドとエミリー+顔ひとつ(チャーリーなのかな?)エンドの2種類があり、そのどちらもがこの後の展開を想像させます。
氷雨水葵

氷雨水葵