Cisaraghi

喧嘩鴛鴦のCisaraghiのレビュー・感想・評価

喧嘩鴛鴦(1956年製作の映画)
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濡れ髪シリーズへと繋がるカカカカカ!という雷蔵さん24歳の晴朗な笑い声が聞ける作品。やたらにモテるため女難が次から次へと降りかかるが、間の抜けた優男ぶりが笑いを誘う。歌や音楽などはいかにも古くさいし、話は道中もの時代劇あるあるで、またこのパターンか…といささか食傷気味ではあるけれど、既にこのあたりでは濡れ髪シリーズに代表される、雷蔵さんの軽くて明るくてトボけた明朗時代劇キャラが出来ていたのだと思うと有り難みを感じる。丹波篠山産の田舎侍らしさということなのか、こりゃあぶったまげた馬の屁だあ、という決まらない決めセリフが何とも間延びしていて可笑しかった。どじょう・大河内伝次郎ともいいコンビ。

鴛鴦(おしどり)って難しい漢字。読めない。

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