このレビューはネタバレを含みます
音楽ガーシュインだというので観てみたが、⅔が限界だった。ジョーン·フォンテインがアステアを好きになるお約束展開について行けず、遊園地シーンも長くて退屈。ジーン·ケリーだけでなく、アステアとも相性が悪いのか…。アステアの粋を感じさせるダンスや身のこなしは嫌いじゃないけど、タップダンスは今では廃れてしまっただけあって、そんなに楽しくない。とにかく、どちらの映画も話がダメ過ぎる。あと、どうしてもアステアが少々萎びたなすびに見えてしまって無理だった…。
残り⅓を翌日視聴。女性３人のコーラスにアステアが加わる歌はよかった。ジョーン·フォンテインさんは大変おキレイだけど、軽佻浮薄さに欠けるので、アステアの相手役としてもこの手のコメディにもミスマッチ。『レベッカ』でアカデミー主演女優賞なら納得。アステアのドラムダンスはさすがだが、ところどころ音楽とズレているせいか、若干長く感じた。でも、このなすびはスリムでスタイル抜群。燕尾服で踊るのがこんなに似合う人もいないだろう。
