ぱいじ

悪魔のいけにえのぱいじのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
4.7
シンプルながら、いやシンプルだからこその怖さ。スプラッタでもサスペンスでもない、これぞまさにホラー映画。これを超える純粋なホラー映画はないだろうとさえ思う。

とにかく、異様で狂気じみた雰囲気の作り方が秀逸。登場人物の目からしたら尋常じゃなく怖いだろうなと何度も感じた。唯一の欠点はその登場人物の目と自分自身の目をリンクできなかった(感情移入できなかった)点。

また、「有り得ない話ではないな」と思えるリアルさがあったため、ヒロインが泣き叫ぶシーンも違和感なく見れた。