ぱいじ

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのぱいじのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ケチのつけようのない傑作。
アベンジャーズと付くタイトル以外の単体作品ではラグナロクと並ぶかそれを抜いての最高傑作。
アクション、ワクワク、愛全ててんこ盛りで、一秒も無駄がない。
マルチバースの別次元の人間に精神的に救われる、というプロットをノーウェイホームと今作とで完全に完成させたサム・ライミは映画史に残る偉業を成し遂げたと断言できる。
本当に天才的な脚本。

またワンダビジョン、ドクター・ストレンジ一作目、インフィニティ・ウォーを全てまとめ上げつつ、同時にアメリカ・チャベスという完全新素材をくどすぎず薄くなりすぎずに織り交ぜた点、またマルチバースだからなんでもありの精神でwhat ifを実写化したようなまさかの場面や非MCUの過去のマーベル映画のキャラも登場させた点も、全体の構成として百点満点になった理由の一つ。 (ついでにいうとAOSを追ってきた身としてはダークホールドやばすぎて笑った)

過去作を追ってきた人にとってはとにかく色んな要素で楽しめるし、逆に、今後これどうすんだよっていう良い意味での心配もしっかり残すという、しつこいようだが天才としか言いようのない脚本。面白すぎる。