イラン映画はたぶん初めてだし、しっとりとした、行間系の作品かなと思いながら観始めた。
ところが、一瞬たりとも目が離せないものすごい作品だった。
大人の醜さと狡さ、意地の張り合い、自己保身、嘘、プライドのぶつかり合いといったものに子どもが巻き込まれる。
その馬鹿馬鹿しさをこれでもか表現した、今まであまり観たことないような作品だった。
予め、あらすじを読んではいたが、こんな展開になるとは予想していなくて、唖然としてしまった。
「いい作品」と言うより「驚くべき作品」といった感じ。
主演の女性は、イザベラロッセリーニに似ていてとても美しかった。
イランもテヘランだと結構、都会ですね。ヨーロッパのような趣きがありました。