ガブXスカイウォーカー

プリティ・ウーマンのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)
4.0
一緒に過ごすことで、互いに影響しあい、高級ブティックでドレスを売ってもらえなかった娼婦は見事なレディに変身し、非情なビジネスマンは優しさを取り戻す。ジュリア・ロバーツはちょっと品のない役、リチャード・ギアは上流階級の役がよく似合う。対照的な男女が次第に惹かれていくドラマはお約束とは言え、おかしくてこのうえなくロマンチックだ。二人は小さなケンカと仲直りを繰り返しながらハッピーエンドに向ってひたすら走っていく。
冷静に考えると、金持ちのイケメンがいくら美人でも男とやりまくっている娼婦なんかと結ばれるわけないじゃん、とも思う。
だが、嘘とわかっていても、ドン底でバカにされている女性が見違えるほどの成長と幸福を手にして成功するシンデレラストーリーには夢と感動がある。それでいいじゃないか。今作もまた数年ごとに観返したくなる傑作ラブコメであろう。