ガブXスカイウォーカー

冒険者カミカゼのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

冒険者カミカゼ(1981年製作の映画)
3.5
《あらすじ》
さえない大学職員の千葉は解雇された大学から入学金強奪に成功するが、ヤクザに仲間を射殺され横取りされてしまう。そこに便乗しようとした真田と秋吉も加わり、3人は協力して金を奪回しようとするが・・・・。

千葉真一(当時42歳)、真田広之(当時21歳)、秋吉久美子(当時27歳)、全盛期の3人が送る青春アクション映画。真田は秋吉を好きだが、秋吉は千葉を好き。でも千葉は仲間の復讐と金の奪回に夢中で恋愛どころではない。『冒険者たち』(1967)のオマージュらしいが、こんな臭い恋愛ドラマもたまにはいい。
また千葉、真田の息の合った芝居とアクションは必見。文字通り体を張っており、現在の日本では誰もやらないであろう命がけのアクションを幾度となく披露してくれる(クライマックスで千葉がやたら真田の体を触るのは謎だ)。
気になったのは、ヤクザから金と拉致された秋吉を取り返した後、のんびりと祝賀会を開いている間にまたヤクザに金を盗まれてしまうところ。さっさと金を持って遠いところに逃げりゃいいのにアホじゃねえの?
まあ穴だらけの脚本だが、生身のアクション好きな方はレンタル店でDVDを見つけるか、もしくはTV放映があったら、観てみるのもいいかも?
80年代の映画ってなんか好きなので、オマケして3.5点。