1976年”Robin and Marian”。最初のリチャード獅子王の城攻めで、兵士が投擲マシンの石を拾うときに鉄兜がゴッツンコするところからレスター節。その石もろくに飛ばないし。実際の城趾、組み合わせて作り込んだセット、衣装、田園の遠景、絵画のような照明、ロケ中心の画面作りがすごく良い。加えて、コネリー・ヘップバーン・ショーの画面持ちする顔。吟遊詩人の唄から伝説人物化されたロビン・フッド、特にラストのシチューエーションを唄ったバラードから構築したシナリオは、進行がゆるゆるなんだが、こういう作劇として割り切るのが正しい。城に突撃して攻撃されて壁登りして上で挟撃されて戦ってなんとか逃げてのアクション、正直だるい。尼さんたち乗せた馬車が池でコケるのどうみても偶然、というか馬のさじ加減で、そのまま採用。コネリーは無敵スパイでないロマンの男、ヘップバーンは久々に復帰した元アイドル、ショーは誰から見ても納得の敵役。中年の再会、顔の皺を見てるだけで描かれない若い二人を想像すること。森と対峙する草原の野営、両方から撮ってる。相棒リトル・ジョンとマリアンの二人も良いセリフ。