健一

おしゃれ泥棒の健一のレビュー・感想・評価

おしゃれ泥棒(1966年製作の映画)
3.0
1966年 🇺🇸映画 カラー作品。

BSで放送していたので録画して深夜に鑑賞。
昨夜観た「昼下りの情事」に続き2夜連続オードリー!
「昼下りの情事」よりこちらの方が全然面白かったです。

贋作(がんさく)画家を父に持つ娘ニコル。彼女はいつか父の作品が偽物とバレないかといつも心配している。
そんな親子の家に調査中の私立探偵シモンが忍び込んでくる。
ところがニコルに見つかってしまい 泥棒と勘違いされてしまう。
泥棒と信じたニコルはシモンに美術館から父の贋作作品を偽物とバレる前に盗み出す事を依頼する。
警戒厳重な美術館に二人は潜入することに成功するのだが・・・

ウィリアム・ワイラー監督、オードリー・ヘプバーン、ピーター・オトゥール共演のロマコメ。
「ベン・ハー」と本作が同じ監督だと言うことが信じられない!
ワイラー監督は むしろ本作のような作品を作るのを得意としていたのですね。

大豪邸を構えて堂々と贋作を作っているニコルの父!
えーっと、犯罪ですよね?一応?
隠れて作って本物とすり替えているならまだしも。 そりゃ心配になるよ!娘も!
と、ツッコミたいところは多々あるのだが 一貫してコメディをつらぬいているので 最後まで楽しく観ることができました。
観る前はどうかと思っていたのだが オードリーとピーター・オトゥールの二人が意外にもナイスな組み合わせ。
特に美術館に潜入し 二人で狭い倉庫の中でのやり取りはハラハラしたし 痛快でもあった。
そして 盗み出すまでの演出も実にお見事!
あのブーメラン。なるほど〜 そう来たか! 盗みのテクでは「オーシャンズ11」よりこちらの方がスタイリッシュかも。

邦題もシャレててなかなかいいですよね。
なのにジャケットがイマイチなのが唯一残念なところ。
オードリーの出演作品は正直 当たりハズレ が激しいのですが 本作は当たり の部類に入るのでは。


ちなみに
⑴ オードリー・ヘプバーンが出演する作品は なんで『パリ』を舞台にした映画が多いのでしょうか?
⑵ 有名なホテル『リッツ』を字幕では何故か『ホテルR』と記していた。何故?

😷コロナパンデミック中に鑑賞。😷
健一

健一