みい太郎

アジャストメントのみい太郎のレビュー・感想・評価

アジャストメント(2011年製作の映画)
4.1


1時間49分という大して長くない時間の中でドラマチックで…サスペンスで …SFしてて…ユーモラスで メルヘンなの(^_^*)

こーんなに欲張りなのにトッチラカラッてないんです。不思議と(^_^*)

なんでもそうですが相当才能がないと欲張っていいコトはありません。こんだけ欲張って統一感がでてる映画も珍しい。

SFやサスペンスも盛り込んであるので当然ドキドキしますがちゃんと生きるコトへ切なさや虚しさ、どんな人でも感じる仕事への迷い、戸惑い。

爽やかなドキドキ?ん~っ違うな前向きなドキドキ?

きっとこの映画が基本恋愛映画だからでしょうか?恋愛的には出逢いも経緯もとても自然でSFが好きじゃない方でもしっくり来るんじゃないかな?と思った。

ヤンチャな若き政治家がありがちなスキャンダルで大事な一戦前にこけるコトになります。マット・デイモン演じるヤンチャ政治家の自分ではすでに軌道修正出来ない・・・周囲の期待を裏切ってしまった哀しみも落胆も良く表現出来てたと思う。

そんな落ち込みモード時に思いがけない場所で、思いがけない女性と、会話を交わします。その会話をキッカケに彼は落ち込みモードから発想の転換をする事ができ本人的には復活する種をもらいます。

その偶然の彼女に…ある時全く構えて無い時に必然の様に出逢います。

そりゃあ運命の出逢いと感じるマットですが議長や捜査員と名乗る男(操作員かな笑)たちにあれやこれやと邪魔されます。

その男達も男達で人智を超えた力(笑)の筈が心理戦を出してくるとこや本人達の迷いや葛藤なんかが描かれていておもしろい。

その邪魔に対してマットが最終的に選択するのは…

て~な感じです。

でも良く出来ていて単純に子供に見せても良いテーマな気がします。基本恋愛映画ですがコテコテでもないので男性も面白いと思う。ヒューマンな物語です(^_^*)

実は私死ぬまでに…小人と天使に会いたいと密かにマジ願いしてるんですが…物語を見ながら天使もきっと神様の御使いで理不尽と感じるコトもあって…意に背いたりした天使がいるから『堕天使』なんて言葉が存在するのかなあ…とかね(^_^*)

実は誰でもが運命から逸れそうになったり、逆に自分で選択している気がしてても天使に力添えしてもらってて実は天使に逢っていて気が付いてないのかもしれない…とかね

思ったりした映画です。

赤点だと思ってたら意外に高得点の回答用紙が戻って来て、帰りの買い食いを奮発したくなる様な爽やかな気分になります。


2012.2 DVD鑑賞
みい太郎

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