バナバナ

GOEMONのバナバナのレビュー・感想・評価

GOEMON(2008年製作の映画)
3.5
背景全面CGで相変わらずくすんだ感じなんですが、やはりハリウッドほどの予算が無く、最新の機器は使えないでしょうから、CGの粗が目立ち難いように、わざとくすんだ感じにしてるんだろうなと思いました。
それでも、進撃の巨人の様に移動する場面や、馬で疾走する場面などは、やはり画面が荒くなっていましたけれど。

ストーリー的には結構好きな方です。
ですが、釜茹で以降がいかにもゲーム乗りで付いていけず、シラけてしまいました。

あんな大勢の兵士をたった一人で?
その後がチェ・ホンマンだけって。そもそもチェ・ホンマンが作品の中ではあまり強そうに見えへんし。
もうちょっと平の兵士少なくていいやん。平兵士より、ちょっと強い役3人くらい相手して天守閣に進む方が、まだストーリーに付いていけたと思うんやけどな。
元々荒唐無稽の話だけど、ゴエモンがあまりに超人的過ぎて萎えました。

そしてラストは、私的には「アポカリプト」みたいに、ゴエモンが引っ掻き回したせいで関ヶ原の戦いが起こったけど、主人公は逃げ延び、幸せになりましたとさ、の方が良かったような…。

せっかくの、たかお様の働きが…。
というか、あそこでゴエモンに発破を掛けるような事を言わせ過ぎたかも。
まあ、ああなっちゃうと匙加減が難しいけどね。
どうせCGで出来るやん、と奮発し過ぎてまとまり損ねたような気がします。
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