教会を皮肉ったコメディ。
修道院が舞台ですが、そこは誰かがやってやがて去っていく。
階段の踊り場のような場所。
駆け込み寺となっているので、やってくる娘たちにとって、そんな場所。
そこで暮らす修道女たちは?
メチャクチャな尼僧で構成された修道院。こんなのあったら、気楽に行けるんでしょうか。
皮肉たっぷりにおかしな尼僧がこれでもか!と出てくる。実際、表向きと裏とあって、こんな人たちいたのかもしれない。誇張されてるだけで…なんて思ったりしました。
ヨランダが現れた事をキッカケに、終焉を迎える修道院。ヨランダは次の居場所を探すように風のように消えていく。
人生ってそういうもの。
ヨランダの歌うシーン、この作品の見せ場ですが、なんというか、上品なステージ出ないのですが、美しい!パワー漲る、人を魅了する場面は必見です。
しかし、この作品、きっと教会から抗議されたでしょうね。それも計算尽くでしょうが。さすがアルモドバル!