このレビューはネタバレを含みます
マーベルで一番!好きなシリーズ3作目。お前の村の踊りを踊れと言わんばかりのアイデンティティと、自分の生き方を選びとる物語。冒頭の看板落ちるシーンなど、メタファーがあちこち。
ガモーラとの温度差を受け入れがたいピーター。
たくさん奪われてしまったからこそ、誰にも話さずにいたロケット。ロケットの物語は誰もがどこか共感できるところがあるはずです。
単純にガモーラとピーターが前のようになるってことはない。それが凄く良かった。三文小説のようなやっぱりくっついちゃいました!でなくてホントによかった。
ロケットは悲しい友達の過去を乗り越え、受け入れ、自らロケット・ラクーンと名乗る。涙なしには観られません。4人の仲間たちのシーンが切なくて。心が美しい子たちだったから、あの結果が悲しかったです。空が見たい…。
マッドサイエンティストの犠牲になった全ての者たちへのレクイエムでもあるんだな。この3作目。
こんな人が現実世界にも居たりするので、そんな事が今後起こらないように願うばかりです。
人は人であれ。神にはなれない。
引き続き、音楽がとても良いです!