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エスターのmaroのレビュー・感想・評価

エスター(2009年製作の映画)
4.0
 ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★★★★★★
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

『エスター』シリーズ第1作目。
なんちゅー演技をするんだ、エスターを演じたイザベル・ファーマンは。。。

養子として引き取られたエスターが、実はやべぇやつで引き取った家族をメチャクチャにしていくスリラー映画。
彼女が危険思想の持ち主で、とにかく邪魔な人間はこの世から消そうとするサイコパスなんだけど、前半は『危険な遊び』(1993)のような印象を受ける。
本当にこんな子供いるのかってぐらい、エスターの大人びた思考回路や発言に驚きっぱなしで、演じたイザベル・ファーマンの演技力に圧倒されるわ。

でも、終盤でエスターの知られざる正体が明かされて、ようやくいろいろ合点がいく。
かなりぶっ飛んだ設定だけど、なるほど、そういうことなら納得だなと。。。

エスターがどのタイミングでどんな手法で家族を危険に陥れるのか、始終ハラハラしっぱなしでスリラー映画としてものすごく楽しめる。
ただ、エスターがなぜああいった危険思想の持ち主なのかまではわからず。
過去に何あかったのか、それとももうそういう設定として受け入れるしかないのか、そこまでは映画からは読み取れなかった。
まあ、そんなのどうでもよくなるぐらい、エスターのキャラが立ちまくってて、それだけで楽しめるんだけど。

そんなわけで、とにかくエスターの猟奇的な人格に魅了されっぱなしの2時間。
子供たちが危険にさらされるっていうのが、親目線からすると心苦しいところもあるけど、すごくスリリングではあるのでオススメ。
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