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WAR ウォー!!のmaroのレビュー・感想・評価

WAR ウォー!!(2019年製作の映画)
4.0
  ストーリー:★★★★★★★★★★
 キャラクター:★★★★★★★★★★
     映像:★★★★★★★★★★
     音楽:★★★★★★★★★★

『YRFスパイ・ユニバース』第3作目。
『WAR ウォー!!』シリーズ第1作目。
もうね、時代はボリウッドなのかと。
どんでん返しありのストーリーに超絶アクションがとてつもなく面白くてメチャクチャオススメしたい映画だった!

この映画、洋画好きにはたまらないと思うんだよね。
『ミッション:インポッシブル』シリーズ(1996-)に『フェイス/オフ』(1997)、『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)、さらにはジャッキー・チェンと大人気のアクション映画の要素がてんこ盛り!
それを本場のハリウッドにまったく引けを取らないクオリティでうまく取り込んでいるのが素晴らしい!!

そんなド派手なアクション全開の話の中でも、人間ドラマ的にシリアスなシーンがあるのもこの映画の見どころポイント。
主人公カビール(リティク・ローシャン)が敵のラスボスを仕留めるために採用した民間人スパイのナイナ(ヴァーニー・カプール)。
絡みとしてはそんなに多くなかったんだけど、彼女の人物背景が子を持つ親の身として見ると何とも心苦しい。
ナイナは民間人スパイを引き受けることを渋っていたけど、金額的条件から最終的にOK。
でも、「自分には6歳の娘がいるということを忘れないで」とカビールに念押ししていた。
カビールも「キミは絶対に守る」と固く誓っていたから、多分ナイナに個人的な感情を持ち始めていたと思うんだよね。
でも、結局は敵の策略にハマって殺されてしまって。。。
必ず守るという誓いを守れなかったカビールもそうだけど、娘からしたら自分の知らないところで突然母親を失うことになるから、それを考えただけで悲しくなった。。。

あと推したいのは、メイン2人の肉体美よ!
カビールを演じたリティク・ローシャンのムッキムキな体と、ハーリドを演じたイガー・シュロフのバッキバキの体が、もうそれだけでアニメのキャラクターかなと思うほど。
インド映画らしい煌びやかなダンスシーンもあるんだけど、その素晴らしい肉体から生み出される軽やかな動きは神がかっていた。。。
これだけでも一見の価値アリかも(笑)

そんなわけで、ボリウッドが放つメチャクチャ面白いスパイ映画で、個人的にドハマりだった!
ストーリーもキャラクターも映像も音楽も最高だし、今後のユニバースにも繋がっていくと思うので、ぜひ観ていただきたい!
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