「この娘、どこかが変だ」
ジャケットのキャッチだけど、まんまこの子に関することはネタバレ厳禁の映画でした。
そして、怖ぇ映画でしたわ。
死産の経験から心を病んでしまった妻とそれを気遣う夫は、3人目の子供として、知的でいつもクラシックな服装の〈エスター〉という9歳の娘を養子に迎えることになる…。
この映画、進むにつれて「この娘、どこかが変だ」から「この娘、怖い…」となる。
家族や周囲の人に対して、次第にエスカレートしていくエスターのアレやコレや。
当初、彼女をバカにしていたイケイケお兄ちゃんも、耳に障害をもつ妹もエスターが怖くて彼女の言いなり。
観客含め、登場人物のほとんどはエスターに対しての違和感とともに恐怖を覚えているのに、おとーさんは何も気付かずにのほほんと「まぁ、子供のやることだから」とか、過去にお酒で失敗した妻のせいにしたりする。
やはり男はアホってことですか?
オチは決して荒唐無稽な話じゃなく、現実にも"あり得る"とは思うのだけど、そういう話が一番怖いのかもねー。
【蛇足】
2回目の鑑賞だし、オチ知ってるしで、
この子役の親、我が子に何て演技させるんだ。。
ってなことも思いつつ鑑賞。
エスターの義父役の人、キーファー・サザーランドに激似じゃないですか?