「観始めると辛くなるよ」
と聞いていたので恐る恐る鑑賞。
2008年、インド・ムンバイで起きた同時多発テロ事件の映画化。
まだ若い青年らが無感情に無差別に銃を乱射する。
その突然の恐怖がBGMを排除したシークエンスで観客にも伝わる。
更に怖い(上手い)のは、きっと現場でいくら「助けて!」と泣きながら命乞いをしたところで瞬殺されるだろうと確信できるほどの犯人の非情さ。
男でも女でも、年寄りでも赤ちゃんでも、どの国籍でも、
問答無用。
クローゼット内で隠れる恐怖は肌感で味わわされた。
そのヒリつく恐怖のあまり途中までアーミー・ハマーにも気付かず…
エンドロール前には実際の映像も挿入されているので、重さ倍増。
ーーー犠牲者の半分はホテルの従業員だったーーー
実際に自分がこのホテルで働いていたら……間違いなく逃げてます。
【関連映画】
★『ホテル・ルワンダ』
関連ワードは《ホテル》《虐殺》《実話》
こちらもなかなか重い。いや更に重いかもしれない。まだ観てない方は覚悟してね。
★『ダイ・ハード』
関連ワードは《建物内テロ》《裸足》
これがブルース・ウィリス主演だったらアクション映画になってたハズ。