takanoひねもすのたり

ローマ法王の休日のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ローマ法王の休日(2011年製作の映画)
2.1
ローマ教皇の死後、後継者選びの選挙が開かれメルヴィル枢機卿が法王に選出。
しかし本人は茫然自失。
え?自分?…ちょ…待っ…無理無理無理無理…と重圧に耐えられず遂に彼が遁走する話。

おーい、じいちゃん逃げちゃった(困惑)

逃げたメルヴィルじいちゃんは放浪しつつ街の人達と交流。
一方バチカンでは枢機卿が時間潰しにバレーを始めたり。この辺はほっこり。
また「聖書なんて鬱の記述だらけだ!」なんてブラックユーモアも混じる。
でも基本メルヴィルじいちゃんのどんより感で何か重苦しい。

結局バチカンへ連れ戻されたメルヴィルじいちゃんは新法王の就任演説へ。
全枢機卿、報道官、大勢の信徒前に
「私は導く者ではなく導かれる者である」
と法王辞退宣言して終わる。

…じいちゃん辞退しちゃったよ(困惑)

ハートフルコメディかと思いきやシリアスな話だったという個人的に意表をつかれた作品。ラストも「力不足ながら」とか言いつつ座に着くのかと思ってたからびっくり。

おじいちゃん達とバチカン内部の建物の装飾、内装、枢機卿が着る正装や普段の着衣、スイス衛兵の衣装がピエロか!?と見まごうカラーの派手さ(しかし美男子揃い、1名メタボ 笑)は見ていて楽しかった。