majizi

海辺のポーリーヌのmajiziのレビュー・感想・評価

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)
3.5
エリック・ロメールの喜劇と格言劇シリーズ。

“言葉多きものは災いの元”(ドラクロワ)


離婚寸前のマリオンといとこのポーリーヌはノルマンディーの海にバカンスに来る。

マリオンは元彼ピエールと再会するが、既婚者のアンリに惹かれる。

ピエールはマリオンに未練タラタラで、アンリはマリオンとすぐ寝るが束縛は嫌がる。

それを傍観するまだ恋も知らない15歳のポーリーヌ。


みんな恋愛談義では偉そうに講釈を垂れるけと、実践では自分に不利になりそうなら平気で嘘をつく。

大人って!
ズルくてセコいな〜

それを冷静な視線を持つ聡明で素直なポーリーヌ。

その人を判断するには、やっぱり言動より行動。


美しい庭の紫陽花と涼しげな風。
あまりにも非現実的だからか、避暑地で過ごす時間は魔がさすのかな…
majizi

majizi