エリック・ロメールの喜劇と格言劇シリーズ。
“言葉多きものは災いの元”(ドラクロワ)
離婚寸前のマリオンといとこのポーリーヌはノルマンディーの海にバカンスに来る。
マリオンは元彼ピエールと再会するが、既婚者のアンリに惹かれる。
ピエールはマリオンに未練タラタラで、アンリはマリオンとすぐ寝るが束縛は嫌がる。
それを傍観するまだ恋も知らない15歳のポーリーヌ。
みんな恋愛談義では偉そうに講釈を垂れるけと、実践では自分に不利になりそうなら平気で嘘をつく。
大人って!
ズルくてセコいな〜
それを冷静な視線を持つ聡明で素直なポーリーヌ。
その人を判断するには、やっぱり言動より行動。
美しい庭の紫陽花と涼しげな風。
あまりにも非現実的だからか、避暑地で過ごす時間は魔がさすのかな…