延々と歩く

ギャンブラーの延々と歩くのレビュー・感想・評価

ギャンブラー(1971年製作の映画)
3.5
 山奥の酒場・売春宿が繁盛していくお話。一言で説明すると「ジョン・ウェインの出てこない『赤い河』」だろうか。サクセスストーリーというより村人たちの人間模様が中心。オレだったらサクセスストリーリーにしちゃうけど、ロバート・アルトマンが監督なのでそうはならない。
 年を取ったせいかこういうのもアリ、という感じかな。でも基本的には玄人向けの映画だと思う。監督は脇役の造形も手を抜いておらず、役者に愛された人だというのも頷ける。
 終盤の決闘は地味ながら迫力があり、「七人の侍」を連想した。「七人...」で降っているのは雨で、本作は雪だけど。
延々と歩く

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