海に潜む謎の肉食生物に豪華客船が襲われるモンスターパニック映画。世の中にゴマンと存在するようなB級映画ですが、出来はかなり良い部類に入ると思います。
監督はスティーブン・ソマーズ。
傑作とまではいかないにしろ、どの作品も適度な完成度に取り繕うのがうまい監督さんというイメージがありますね。
怪物の全体像が出てくるクライマックスは、「なんじゃこのバケモンは・・・」と、そのインパクトある姿に思わず笑ってしまいそうなのをこらえてしまいましたが、更にインパクト大なラストのオチが素晴らしすぎて、それしか記憶に残らない映画でもあります。
このオチを繰り返す限り、どんどんパート2、パート3、と量産できそうなところを、一作こっきりで終わらせているのも潔しです。
主演のファムケ・ヤンセンは、まだまだピチピチで美しかったですねえ。
VFXに、物体Xで有名なロブ・ボッティンが参加しています。
レンタルビデオにて