バーの雇われママ、圭子(高峰秀子)の物語。
これはリアリティの極致。
水商売で働く女性もお客の男性も、根本的に60年前と何も変わっていない。
めちゃくちゃ面白かったです。
圭子の二転三転していく状況、仲代達矢が演じる「こまっちゃん」との着地、寄生虫のような母や兄との会話。これは脚本が素晴らしい。
こんなんですよね、人生って。
鉄の意志で5年も踏ん張っていたのに、我慢が長ければ長いほど、転け方も大きい。
2人の子供がグルグルと圭子と某奥さんの周りを回ってるシュールな構図、天才!笑
高峰秀子が玄人雰囲気をだして粋な着物を着こなす姿はさすが。
しかも衣装担当もされていたとは。
美人でお洒落って完璧✨