2006年のアメリカの作品。このときからアメリカでは少しでも人種差別が減っているのだろうか。
さまざまな人種が集まった国なので、勢力図というか人種によるヒエラルキーがあったが、時間とともに徐々に混ざり合い、いつか自然と完全に融合する日が来るのだろう。
オムニバス形式でひとつの街で起こる出来事をいろんな視点で見せる。最後はほぼ余韻のように見る人に問いかけるつくりが逆に潔い。
ただ、人種差別の前に、それぞれが自己中すぎる部分もあり、自分やその周りだけが良くなればいいと思っているふしがあり、力による解決をしようとするから、抵抗され、派手に転けて怪我する羽目になる。そもそもの大義やプロフェッショナルさにかけている。