百鬼園先生

母のおもかげの百鬼園先生のレビュー・感想・評価

母のおもかげ(1959年製作の映画)
3.0
子供の「喪失と再生」は「蜂の巣〜」から続く清水宏のテーマ。兄妹ゲンカの場面は、緊迫感とやり切れなさと過暴力で感情がめちゃくちゃになった。デデの作文は身勝手な「大人の理」をぶち破る圧倒的な「子供の情」。ハンガーにある継母の洋服で甘える練習をする道夫が健気で泣ける。多用しすぎな横移動も印象的。@神保町シアター